NRK方式モラールサーベイ

●実施に関するQ&A

Q1:
NRK方式は他のモラールサーベイとどう違うのですか?
NRK方式モラールサーベイは昭和30年に開発された「従業員態度調査法」が前身で、日本で最初のモラールサーベイです。以来、内容の改定等を行い現在までに延べ6,100社以上、500万人を超える実績を有しています。
他のモラールサーベイとの一番の違いは、この膨大なバックデータをもとに作成した「標準値」を使用して、世間水準との比較が可能だという点です。この「標準値」は当会モラールサーベイの大きな特徴です。
その他には、自由意見の詳細な分析も他のモラールサーベイとの違いといえます。
Q2:
申し込んでからどのくらいの期間で実施できるのでしょうか?
最初に診断属性(性別、年齢別等の区分設定や追加質問の有無等)の設定をしていただかなくてはなりません。診断属性が決定したら、次に最も時間がかかる、マークシートの設計等を含む診断システムのカスタマイズに着手します(会社によって使用する属性が異なるため)。完成までに約3週間を要し、その間に質問票や回収用封筒等はご用意できますので、お申し込みされて診断属性を決定してから、概ね3週間ぐらいで実施が可能になるとお考え下さい。
Q3:
分析結果の報告はどのようにされるのでしょうか。
5分野17種目95問及び自由意見を分析し、各分野の満足度、不満足度について データシートで報告します。詳細分析と概略分析がありますが、貴社で選択できます。また、診断員が直接訪問して報告会を開催することもできます。貴社の強み、弱み、要改善項目等が明確になり、モチベーションをあげる人事労務政策が取れるようになります。 (報告書、診断図、全体・属性別の反応率、A~Eの分析表)
Q4:
診断後改善すべき点をすぐ改善しないと、従業員の不信感を高めることになりませんか。
実施することにより、貴社の真剣な態度は従業員の皆さんに好感されることと思います。そして診断結果を参考に、すぐやれることや、段階的に改善すべきこと、長期的視野で検討すべきことなどに分類し、従業員の皆さんに説明しながら進めていくと良いでしょう。
Q5:
NRK方式モラールサーベイの診断は大企業向けだと聞いていますが、中堅企業でも大丈夫でしょうか。
モラールサーベイ診断は質問項目も多く、回答者が真面目に回答したかどうかまで、把握できます。詳しい分析がご要望でしたら、モラールサーベイ診断をお勧めいたします。中堅企業の受診企業も数多くあります。
Q6:
詳しく話をお聞きしたいと思いますが、地方の場合出張等で対応していただけるでしょうか。その場合の経費等はどうなりますか。
当会から担当者が訪問いたします。その場合は、交通費、宿泊費等は実費をご負担いただきます。
Q7:
実施の担当部署は総務、人事課だと思いますが、経営層への理解を深めるにはどのようにすればよいでしょうか。
この診断は、単なるアンケート調査とは異なり、産業心理学、統計学を応用し、科学的に調査を行うことにより、従業員が会社の施策等に満足しているか、不満を持っているか等を把握し、人事労務を考慮するものです。これは従来の思い込みや勘違いなどを排斥し、より従業員の満足度を高め、生産性を上げるための技法であり、企業の健康診断と捕らえていただければ良いかと存じます。
Q8:
NRKは従業員の意識調査で、企業の経営診断とは異なると思いますが、経営上どのようなメリットがあるか、簡単にお知らせください。
現在、各企業は顧客満足度(CS)を維持し、向上させ、業績のアップに繋げようとしていますが、従業員の満足度(ES)が上がらないとCSに繋がりません。それ故、社員のやる気があがり、満足度の高い仕事をさせる必要があります。その診断がモラールサーベイであり、成果に大きく関わりがあります。
Q9:
診断後、当社の強み弱み等が把握されますが、それぞれの対応の仕方について、ご指導を頂きたい場合どのようにすれば良いでしょうか。
維持項目や要改善項目について、自社で検討し内部でやれること、また自社でやったほうが良いこと、外部に依頼したほうが良いことなどの相談に応じます。また、日本労務研究会のネットワークより、コンサルタント等ご紹介いたします。
Q10:
一般の意識調査は全従業員のパーセントの比率で満足度を把握していますが、NRKの標準値とはどのように違うのですか。
NRK方式は現在までたくさんの診断を実施してまいりました。そのデータを元に、一般標準値(世間並み)を設定し、貴社の診断項目がそれを上回っているか、下回っているか等により、総合士気レベルを出しております。また、標準値は3~5年を目処に改訂しております。